愛知県豊橋市で振袖や学生服・学校用品、着物、七五三衣装を取り扱う(株)山正山﨑「お知らせ」ページです。

お知らせCOLUMN

2023.03.09
コラム

成人式の振袖には山正山﨑こだわりの1着を

「一生に一度の大切な成人式には、本物志向の価値ある振袖を纏いたい」。そう考えている方も多いかと思います。近年では振袖作りも機械化が進み、手間やコストをなるべく抑えて大量生産されることも珍しくありません。その一方で、職人が昔ながらの技法を駆使して手作業で仕上げてゆく振袖もまだまだ人気が根強く、それらには芸術品と同じく不変的な価値があります。今回は山正山﨑が扱う振袖の中でも特におすすめの逸品をご紹介します。

【目次】
1 山正山﨑おすすめの2大ブランド
2 振袖を彩る帯にもこだわりあり
3 山正山﨑の振袖選びの流れ
4 まとめ

山正山﨑おすすめの2大ブランド

現在、物作りにおける多くの工程が機械化され、同じデザインのものが大量生産されて流通するのが普通です。それは着物業界も同じで、いわゆるインクジェットで印刷された振袖が市場の多くを占めています。そんな量産型振袖と一線を画すのが、職人が1枚1枚手間暇かけて形にしてゆく手作りの振袖です。
工程は細かく分業化され、たくさんの職人の手を渡って仕上げられていくので、1年を通じて出来上がる枚数はごくわずか。それだけに大変貴重で、精緻で美しいさまはまさに逸品と呼ぶにふさわしいもの。幸せを願う吉祥文様もいっそうきらびやかに輝き、お嬢様の晴れの日を鮮やかに彩ります。また上質な振袖というのは、人生の節目で何度も着用でき、何世代にも渡って受け継いでいけるのも良いところ。成人式の後、卒業式の袴と合わせたり、結婚式に参列する際に活用したり、自身のウエディングや結納で纏えるほか、我が子が成人式を迎える際にはママ振として譲り渡すこともできます。
創業75周年を迎える山正山﨑では、本当に価値ある振袖を確かな目利きによって厳選。
特に自信を持っておすすめしたいのが、【千總(ちそう)】と【藤娘きぬたや】という2大ブランドです。日本最古の染色技法である「絞り」と、江戸時代に生まれた「友禅染め」。この2つの技法の最高峰「京友禅」を牽引し続けているのが【千總】。そして「絞り」の名手が【藤娘きぬたや】だといわれています。

千總(ちそう)の魅力

「京友禅」の世界でも屈指の老舗として知られている【千總】。創業は弘治元年(1555年)の室町時代。当初は法衣装束商として、東本願寺をはじめ門跡家や宮家へ装束を調進しており、明治時代に主軸を「友禅染め」へ移したと伝えられています。【千總】のお家芸である「京友禅」は、京都府一帯で作られる彩り豊かな染織品のこと。手描きで行う独特の染色技法の評価が高く、世界中で愛されています。さらに技術開発にも積極的で、日本画家に「京友禅」の下絵を依頼することで従来のデザインを一新し、新しい時代を築きました。斬新な試みは国内外の博覧会でも絶賛され、現在では「美術染織品」というジャンルにおける唯一無二のブランドとして名を馳せています。

芸術品さながらの美しいデザイン
【千總】では「糊防染(のりぼうせん)」という染色技法を用いています。これは染料を弾く糊の性質を生かし、白く残したい部分に糊を置いて染め上げる技法のこと。こうすることによって、刺繍や絞りでは表現しきれない細かな描写やなめらかな曲線をデザインでき、【千總】ならではの斬新な振袖が生み出されます。その美しさは「まるで絵画のようだ」と称えられるほどです。 

全工程を一貫して管理
蚕を育てて繭から糸をつむぐという一番最初の段階から全てを自社で管理し、高い品質と美しさを保っています。「京友禅」の繊細な色合いや着心地をきちんと実現するため、丹後にある専属の機屋(はたや)でオリジナルの白生地を織るというこだわりも。理想の環境を徹底的に整えることが、ブランドへの信頼につながっています。

高い技術を持つ職人たちが模様を製作
【千總】には「京友禅」の図案を製作するための図案室と、専属の図案家が在籍しています。図案家とは、美術工芸品に施す図案を考えて描き起こすデザイナーのこと。長年の経験によって培われたデザイン力と、蓄積してきた約2万点におよぶ所蔵品などを融合し、創造性豊かなデザインを提案しています。さらに卓越した技術を持つ職人たちによって、彩色、糊伏せ、地染め、箔や刺繍が施され、「京友禅」らしい豪華な模様が完成します。

夢のオーダーメイドにも対応
図案家をはじめさまざまな職人たちと一緒に、世界に1つだけの振袖を作ることも可能です。まずは山正山﨑のスタッフにご相談ください。デザインの好みや希望を細かくヒアリングし、責任を持って工房へ依頼します。
■千總公式ホームページ

藤娘きぬたやの魅力

6~7世紀頃にはすでに行われていたという日本で最も古い染色技法「絞り」。糸や板などの専用器具を使い、模様を入れたい箇所をぎゅっと絞って染めるという技です。絞った部分だけは色がつかず立体的に浮かび上がるのが特徴で、シンプルな分とても奥深く、古来より多くの人々を魅了してきました。すべての工程は手作業でなされ、1日にできる「絞り」は数百粒~数千粒が限界。1着の着物に施される「絞り」はおよそ20万粒なので、完成までにはかなりの時間を要します。中でも「総絞り」は江戸時代から贅沢品として扱われ、価値ある振袖として現代でも支持されています。そんな世界で究極の「絞り」を追求し続けているのが【藤娘きぬたや】です。1947年、名古屋で呉服メーカーとして創業以来、図案の作成から製造、販売まで自社で行っています。コンセプトは「親子3代に渡ってお召しいただけるもの」。いつの時代も愛される、洗練された着物を提案しています。

精密な「絞り」の技術
【藤娘きぬたや】といえば、高度な技術を駆使した繊細な模様が有名です。例えば通常であれば1尺に45粒の「絞り」を施しますが、【藤娘きぬたや】の場合は47粒絞ることが可能。細かく絞ることができるということは、それだけ緻密で美しい模様を描き出せるということです。どこにも真似できない最高峰の技術だと称賛されています。

思わず見惚れる絞り染め
1枚の絵画を思わせる絶妙な配色も魅力です。パステルカラーのような淡い色合いにより立体感を演出。また、筆を用いて1つ1つ丁寧に染め上げてゆく「ぼかし染め」は他にない独特な技法だといわれ、上品で華やかな雰囲気が引き立ちます。

模様が冴える「地おち」の表現
「絞り」で模様と模様を分けた時にできる無地の空間を「地おち」と呼びます。【藤娘きぬたや】ではこの「地おち」のバランスにもこだわり、独自の模様を生み出しました。染めの部分と絞らない部分、それぞれを最大限に生かした模様は、美しさと躍動感たっぷり。高い技術を有しているからこそできる仕事です。

ニューヨークでも実績を残しています
2代目作家の伊藤嘉秋が、ニューヨーク・ソーホーにおいて1996年から2001年にかけて3度個展を開催。この際にメトロポリタン美術館からオファーがあり、「宴(うたげ)」という作品が貴館へ永久収蔵されました。日本の「絞り」の技術が海外でも認められた証です。
■藤娘きぬたや公式ホームページ

いかがでしたか。山正山﨑ではこの他にも、有名産地の上質な振袖を数多くご用意しています。ぜひ実際に目の前で見て、袖を通してその魅力を確かめてください。

振袖を彩る帯にもこだわりあり

山正山﨑では一流の振袖に釣り合うよう、帯も格別のこだわりを持って取り揃えています。後ろ姿において帯は顔です。振袖と同じように、帯も本当に価値あるものを選んでいただくことをおすすめします。

山正山﨑おすすめのブランド、HOSOO(ほそお)

元禄元年(1688年)、本願寺の庇護の下に「細尾」の苗字をもらい、京都の西陣に創業した織屋の老舗です。西陣で作られる織物は「西陣織」と呼ばれ、およそ1200年前の古来より貴族や武士階級、さらには裕福な町人たちの支持を受けながら守り伝えられてきました。織屋として歴史を重ねる一方、1923年には9代目当主・細尾徳次郎氏によって帯や着物の卸売業もスタート。全国の産地を巡り、日本伝統の染織のすばらしさや職人たちのものづくりの心を広く届けています。現在は西陣織の世界では前例のなかった大きな布の製作にも挑戦しており、シャネルやルイ・ヴィトンといった有名ブランドの店舗のインテリア、ミハラヤスヒロの服などにもテキスタイルが採用されています。長い年月をかけて育んできた知恵と技術、そして洗練された感性を持って、「西陣織」の可能性を引き出し続けている注目のブランドです。

■金や銀の和紙を織り込む独特の技法
「西陣織」の大きな特徴の1つが、細断した金や銀の和紙を絹糸とともに織り込む技法です。これにより洗練された織物を作り出すことができます。強度と耐久性を高めるため日本の伝統的な和紙を用いるなど、こだわりは下準備から貫かれています。

■伝統の技で描き出される柄
デザインする上で最も大切な工程が柄の作成です。柄は伝統的な技法を用いて、1つ1つ心を込めて作られています。現代的なパターンにアレンジすることも。

■柄を輝かせるための糸
柄そのもののデザインはもちろん、糸の染色も全体のイメージを左右するものとして重視。糸を丁寧に染めることで、それぞれのデザインの配色を自在に構成し、いっそう豊かで深みのある色調と質感を実現しています。

異なる専門性を持った職人たちの協業も大切に
「西陣織」は世界一複雑な構造の織物だといわれています。そのため完成までには20もの工程を経る必要があり、西陣の街7km圏内に存在する熟練の職人たちが各工程を担当しています。1つの工房内ですべての作業を行うのではなく、街全体で仕上げているのが特徴です。職人たちの切磋琢磨が高いクオリティを維持する鍵となっています。

■ジャンルを越えて愛されるテキスタイルの数々
HOSOO(ほそお)では帯や着物に限らず、インテリアやファッション、アートなどにも使える多彩なテキスタイルを提案。山正山﨑では帯に加えて着物も取り扱っているのでぜひチェックしてみてください。
■HOSOO公式ホームページ

山正山﨑の振袖選びの流れ

振袖選びや着付け、ヘアメイク、ネイルアートなど、振袖にまつわる全てをトータルプロデュースしている山正山﨑。振袖選びでは経験豊富なスタッフが、希望に合わせて振袖を紹介するほか、トレンド感のある小物選びのアドバイス、着付けなどをきめ細かくサポート。また、パーソナルカラリストがお嬢様に似合う色を見極めてくれるから、その情報を元にコーディネートを考えることもできます。その他、提携先スタイリストに相性の良いヘアメイクやネイルを提案してもらうことも可能。お店を別々に探す手間が省けて、受験や新生活で忙しいお嬢様も安心です。成人式の1ヶ月ほど前には、マナー講師による講習会もあり、振袖の作法や立ち居振る舞いを学べます。さらに成人式当日は、万が一着崩れを起こした時もすぐに整えられるようスタッフが待機。大切な節目の時を気持ちよく過ごせるよう、あらゆるサービスをご用意しています。

 ■ STEP1 成人式の3~1年前
・まずはお問い合わせ
メールまたはお電話でご連絡いただくか、直接店舗までご来店ください。

■ STEP2 成人式の3~1年前
・お店で振袖選びスタート
着物のことを知り尽くした呉服担当が徹底サポート。200種類以上の振袖からお気に入りを探します。

■ STEP3 成人式の6ヶ月前
・ヘアメイクやネイルのカウンセリング
振袖に合わせたヘアスタイルやメイク、ネイルアートを提案。オリジナルネイルチップの作成もOKです。

STEP4 成人式3ヶ月前
・前撮り・振袖お披露目撮影会
お嬢様の撮影とともに、美しい振袖姿を家族みんなに見てもらうお披露目会を開きます。

■ STEP5 成人式1ヶ月前
・振袖マナー講習会
お出かけの際の立ち居振る舞い方、着崩れを防止するテクニックなどをレクチャー。振袖に慣れていないお嬢様もこれで安心。

STEP6 成人式直前
・振袖・小物点検
きちんとお気に入りのアイテムが揃っているか最終チェック。

STEP7 成人式当日
・着付け、ヘアメイク
体型に合わせた着付け&お嬢様が映えるヘアメイクで振袖美人に変身!

■ STEP8 成人式以降
・アフターサービス
振袖を購入された方には、着物アフターケア診断士が、着用後のお手入れ方法や保管の仕方をアドバイスします。

まとめ

今回は山正山﨑の数ある振袖の中でも特に注目のブランド、そして実際の振袖選びの流れをご紹介しました。振袖は未婚女性の第1礼装であるとともに、幸せの象徴でもあります。本物志向の手作りの振袖には、職人たちの心からの祝福と幸せへの祈りが込められているもの。そこから生まれる見事な模様や色合い1つ1つが、お嬢様の魅力をいっそう引き立て、輝きと自信を与えてくれるはずです。ぜひ店頭で一生モノの振袖を探してみてください。