愛知県豊橋市で振袖や学生服・学校用品、着物、七五三衣装を取り扱う(株)山正山﨑「お知らせ」ページです。

お知らせCOLUMN

2023.07.03
コラム

デザイナーズ振袖で迎える成人式

一生に一度の大切な節目の時である成人式。ハタチを迎えるお嬢様はもちろん、ここまで育ててこられたご両親や祖父母様にとっても、忘れられない1日になるかと思います。そんな日だからこそ、振袖も特別な1着を選びたいもの。今回は山正山﨑が取り扱う振袖の中でも、特に上質なデザイナーズ振袖をご紹介します。

【目次】
1 山正山﨑がおすすめするデザイナーズ振袖3選
2 デザイナーズ振袖2023年コーディネートコレクション
3 振袖を試着する際に気を付けたいこと
4 まとめ

山正山﨑がおすすめするデザイナーズ振袖3選

現在、物づくりの現場は多くの工程が機械化され、同じデザインの品がスピーディに大量生産されるのが一般的です。それは着物業界も同じで、インクジェットで印刷された振袖が市場の大半を占めています。そんなコストを抑えた物づくりとは対照的に、日本伝統の技を駆使して1枚1枚手作りされるのが、山正山﨑おすすめのデザイナーズ振袖です。工程は細かく分業化され、たくさんの職人の手を渡って仕上げられていくため、費やす時間は膨大。1年を通して出来上がりの枚数はごくわずかしかありません。インクジェット方式の振袖に比べて少々値は張りますが、精緻で美しい仕上げや計算されつくしたデザインは惚れ惚れするほど。晴れの日にふさわしい逸品であると自信を持っておすすめ致します。古典の魅力が冴え渡る至極のデザイナーズ振袖をお求めの方は、ぜひ店頭で試着してみてください。

いちおしデザイナーズ振袖:千總(ちそう)

弘治元年(1555年)の室町時代に創業した「京友禅」の老舗、千總。元々は法衣装束商として、東本願寺をはじめ門跡家や宮家へ装束を調進していました。明治時代に入ると、商いの主軸を友禅染めへ移行。千總が得意とする「京友禅」は、手描きで行う独特の染色技法が魅力であり、世界中で高い評価を得ています。また、日本画家に下絵を依頼することで従来のデザインを一新。友禅染の新時代を築きました。技術開発にも積極的で、天鵞絨友禅、写し友禅、刺繍など、技術の粋を結集させた大作をいくつも発表し、国内外の博覧会で次々賞を獲得。美術染織品と呼ばれる分野のパイオニアとして知られています。
■千總公式ホームページ

絵画のような美しいデザイン
千總の振袖には、染料を弾く糊の性質を利用した「糊防染(のりぼうせん)」という技術が駆使されています。これにより、通常の染めや刺繍では表現しきれない、繊細な描写やなめらかな曲線も自在にデザインが可能。「まるで1枚の絵のよう」と例えられるほど芸術的な仕上がりとなっています。

全工程を徹底管理
品質と美しさを保つため、蚕を育てて繭から糸をつむぐところから自社で管理。また専属の機屋(はたや)で白生地を織り、繊細な色合いや着心地の良さを追求するなど、全ての工程にこだわりが貫かれています。

熟練の職人が手がける文様
千總では専門の図案家たちが、蓄積してきた約2万点の所蔵品を参考に、高いデザイン力を発揮して、創造性豊かな文様を生み出しています。図案家が考案した柄は、また別の職人の手によって、彩色、糊伏せ、地染め、箔や刺繍が施され、「京友禅」らしい華やかな趣が引き立つ逸品となります。

職人たちとオーダーメイドもできる
自分だけのオリジナル振袖を完成させることも可能。図案家をはじめ、さまざまな職人たちが一体となって理想の振袖をカタチにしてくれます。ご希望の方は、まずは山正山﨑までお問い合わせください。

いちおしデザイナーズ振袖:藤娘きぬたや

日本で最も古い染色技法である、絞り染め。模様を入れたい箇所をぎゅっと絞って染めると、そこだけ色がつかずに立体的に浮かび上がるのが特徴です。すべての工程は手作業でなされ、1日にできる絞りの数は数百粒から数千粒が限度。1着の着物に施される絞りはおよそ20万粒だと言われているので、完成までには非常に長い時間を要します。特に総絞りは制作に時間がかかり、江戸時代から贅沢品として愛されてきました。そんな「絞り染め」の名手として名高いのが、藤娘きぬたやです。店名の藤娘には、「それを纏った方には必ず幸せになってほしい」という想いが込められており、既存の概念にとらわれることなく、現代における最高峰を常に目指しています。
■藤娘きぬたや公式ホームページ

 ■他では真似できない高度な絞りの技術
通常、1尺に45粒絞ることが多い中、藤娘きぬたやでは47粒絞ることができます。そのためより緻密で美しい模様を描き出すことが可能です。これは他社ではできない熟練の技だといわれています。

配色の妙が唯一無二の美を生む
藤娘きぬたやの振袖は、パステルカラーのような淡く繊細な色使いが魅力的です。筆で1つ1つ染め上げていく「ぼかし染め」により、上品で華やかな雰囲気が引き立ちます。

「地落ち」の表現も秀逸
「地落ち」とは、模様と模様を分けた時にできる無地の空間のこと。染めの部分と絞らない部分のバランスにこだわり抜くことで、オリジナルの模様を生み出しています。美しさと躍動感を兼ね揃えた独自の趣が、お嬢様をいっそう素敵に見せてくれます。

ニューヨークで個展を開催
1996年から2001年の間に、ニューヨーク・ソーホーにて3度個展を開催。日本の「絞り染め」の技術が、海外にも広く知れ渡りました。また、この際にメトロポリタン美術館からオファーがかかり、「宴(うたげ)」という作品が貴館へ永久収蔵されました。

いちおしデザイナーズ振袖:京友禅作家 3代目・松井青々

京友禅の権威、初代・松井青々の孫として生まれ、美しい作品を数多く残しています。「蝋たたき染め」によって斑に染め上げた地色に、吉祥草花文様を描いて金彩を施すという作風が特徴。優美で豪華なさまは唯一無二の趣を感じさせ、「青々調」と呼ばれる模造品が出回るほど人気です。高度な染色技術と卓越したセンスを代を重ねて受け継ぎ、京友禅の魅力を現在に伝え続けています。

デザイナーズ振袖2023年コーディネートコレクション

時代を超えて愛される古典から、現代的な感性をミックスさせた振袖まで、多彩なデザイナーズ振袖の数々をご紹介。どれも大人の女性にぴったりな気品あふれるデザインばかりです。

赤×黒の組み合わせが重厚感たっぷり。王道の赤い振袖の中でも、ひときわ上品なイメージが引き立ます。全身に散りばめられた色とりどりの吉祥文様やゴールドの帯がとても華やかで、お祝いムードも十分。お母様やお祖母様世代にも好印象です。

▲落ち着いたうぐいす色の地色に、可憐な柄を控えめに施した1着。ここ数年シンプルな振袖が大流行中なので、トレンド感のある装いを楽しみたいお嬢様におすすめです。振袖がすっきりとしている分、豪華絢爛な帯と紫の帯締めが美しく映えます。

▲絞り染めによって表現された花々が清楚な印象。淡く浮き上がるような柄行きがとても印象的で、女性らしい優しいイメージが際立ちます。振袖も帯もあえて同じトーンで統一することで、垢ぬけた令和の振袖美人に。

▲凛として美しい黒地と、霞のようなグラデーションが独特な雰囲気。シックなカラーの花々が全身を彩り、お嬢様をワンランク上の大人の装いへ導いてくれます。帯、帯揚げ、帯締めもトーンを抑えてコーディネートすることで、ハイセンスな着こなしが完成。

愛らしく咲く花々と、どこまでも伸びていく枝葉が若々しい印象で、ハタチを迎えたばかりのお嬢様にぴったり。振袖の柄に合わせたような、ボタニカル調の帯もお洒落です。奥ゆかしくもいきいきとしたコーディネートに、周囲の視線も集中しそう。

▲前見頃全体を埋めつくすように描かれた、日本の美しい風景が情緒たっぷり。落ち着いたえんじの地色も相まって、淑やかなイメージを演出できます。振袖の柄とリンクする金色の帯とグリーンの帯揚げが、全体を引き締めるアクセントに。

▲こっくりと深みのあるグリーンとえんじの帯、写実的に描かれた繊細な柄が、大人の女性らしい気品を与えてくれます。菊は不老長寿を、扇は発展や栄光を意味し、おめでたい雰囲気もばっちり。

▲1枚の現代アートをそのまま振袖にしたようなデザインがインパクト大。トーンを抑えた絶妙な配色により、モダンな着こなしが叶います。振袖に調和するオフホワイトの帯やブルーの帯揚げも◎。

▲シンプルな中にも可憐な魅力が光る1着。花々を丸く束ねたような柄と、そこから伸びるリボンがとても愛らしい印象です。地色が落ち着きのあるオリーブ色なので、甘くなりすぎないのもポイント。大人可愛い着こなしを求める方にぜひ。

お嬢様の清らかな心を表しているかのようなホワイトの振袖。全身に咲き誇る四季折々の花が、ぱっと明るく映えます。帯やその周りの小物には渋めの色を選ぶことで、大人っぽさも。

振袖を試着する際に気を付けたいこと

素敵な振袖を見つけたら、次はいよいよ試着です。振袖は置いた状態の時と、実際に袖を通して見てみた時とで、イメージが異なることがあります。また、きちんとサイズが合った振袖を選ぶことで着姿も美しくなるので、一度は必ず試着しておくことが大切です。基本的にはどんな格好で来店しても試着はできますが、いくつかポイントを押さえておくと、よりきれいに着付けてもらえます。せっかくならベストな格好で臨んで、成人式本番に近い状態で雰囲気を確かめてください。

タイトな洋服だと美しく着付けてもらえる
振袖は洋服の上から試着するため、ゆったりサイズの洋服を着ているとゴワゴワしてしまい着姿が美しくなりません。また、実際の身体のサイズも分かりにくくなってしまうので、なるべくタイトな服装で行くのが理想。下半身は細身のパンツがおすすめです。冬は厚手の服の下に、脱いで見せても平気な薄手の服を着ていきましょう。

首まわりがすっきりした洋服が◎
振袖を試着する時は、洋服の上から着物用の衿を当てて着ていきます。しかしタートルネックなど首元が詰まった服だと、衿からはみ出してしまい雰囲気が分かりづらい場合も。パーカーもゴワつくため避けたほうが無難です。なるべく首元が空いた服を選ぶのが良いでしょう。

袖がある洋服で行くのがマナー
夏場はノースリーブの洋服を着る方も多いかと思いますが、それで試着をすると脇汗が振袖に付着してしまい良くありません。汗は変色の原因にもなるので、極力付けないよう配慮するのがマナーです。暑い日であれば、半袖Tシャツなどを選んでください。

アクセサリーや腕時計は外しておくこと
振袖に引っかからないよう、アクセサリーや腕時計はあらかじめ外しておきましょう。

香水はNG
香水を付けていると、香りが振袖に移ってしまうことがあります。香りというのは案外落としにくいものなので、こちらも控えるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか。今回は職人の技とセンスが光るデザイナーズ振袖について解説しました。成人式は一生のうちでも特別な式典の1つ。また、振袖デビューするのにも絶好の場です。この機会に上質な振袖を1着用意しておけば、その後も結婚式に参列する際など、さまざまなシーンで活用できます。ぜひスペシャルな日にふさわしい、とっておきのデザイナーズ振袖をチェックしてみてください。