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2024.12.26
コラム

成人式直前! 〜成人式の準備や防寒対策について〜

今年も残りわずか! 2025年の成人式が近づいてきました。成人式は一生に一度の思い出! 最終の振袖チェックはできましたか? また、振袖の防寒についてはきちんと考えていますか? 今回は成人式直前の確認すべきことや防寒対策についてご紹介します。

【目次】
1 着付けをする時に用意しておくもの
2 その他の事前準備
3 当日の防寒対策について
4 まとめ

着付けをする時に用意しておくもの

振袖の着付けは成人式当日の朝早くから行うため、当日の準備だとバタバタしたり忘れ物をしたりしてしまいます。できれば、振袖や帯、着付けに必要な小物などは、着付けをする呉服店に事前に届けておきましょう。

<チェックリスト>
◻︎振袖
◻︎長襦袢(半衿付き)
◻︎帯
◻︎重ね襟
◻︎帯揚げ
◻︎帯締
◻︎草履
◻︎バッグ
◻︎肌着
◻︎補正パット
◻︎タオル4~5枚
◻︎衿芯
◻︎腰紐5本程度
◻︎伊達締め2本
◻︎コーリンベルト
◻︎帯まくら
◻︎三重仮紐
◻︎前板・後板
◻︎足袋
◻︎ショール

当日は前開きの洋服を着用しましょう。着付けは、ヘアセットした後に行います。頭からかぶる洋服を着用していると、着替える際にヘアセットが崩れてしまいます。前開きの洋服(カーディガンやボタンタイプなど)を着用して着付けをする場所に向かいましょう。

また、ワイヤーが入っている下着をつけてしまうと帯で締め付けられて痛くなってしまうことも。専用の和装下着の購入が難しい場合は、キャミソール型のブラトップなどがおすすめ。振袖は、衣紋(えもん)と呼ばれる衿の後ろを抜いて着付けます。ここからインナーが見えてしまうとせっかくの振袖が台無しです。襟ぐりが大きく開いており、衣紋から見えないデザインのものを選ぶようにしましょう。

また、フェイスタオルが4〜5枚ほどあると良いでしょう。体型に応じてフェイスタオルで補正することができます。着付けの仕上がりにも影響するので、着付け先で指定された枚数を持参しましょう。

その他の事前準備

ヘア
当日に悩まないようにどんなヘアスタイルにするのかを、しっかりと美容師さんと相談するのが良いでしょう。成人式当日にヘアセットを行う場合は、必ず夜までに髪の毛を洗って、きちんと乾かすことが必須! 当日、髪が濡れた状態やヘアオイルなどを付けた状態で美容室に来店すると、ヘアセットが困難になってしまいますので要注意です。髪飾りは当日持ち込みをするので、忘れないようにしっかりと準備をしておきましょう。もし当日まで少し余裕がある日程であれば、うなじを美容室で整えておくことも◎。実はうなじは振袖や着物を着用すると気になるポイントのひとつです。なかなか自分で見ることができませんが、髪の毛をアップスタイルにセットする場合は、どうしてもうなじが見えてしまいます。普段隠れている部分だからこそ、整えることで美しい姿を演出することも。普段あまり処理をする場所ではないので、プロにお任せするのがおすすめ。もし美容室に行くのが難しいようであれば、ご家族やお友達に手伝ってもらい、怪我のないよう処理を行いましょう。

肌ケア
成人式は一生に一度の思い出! 記念すべき日だからこそ、肌の調子は整えたいですよね。肌ケアは1週間前から行うのが良いでしょう。成人式は寒い冬の時期になるので、乾燥で肌が敏感になっています。普段のケアをいつも以上に慎重に行うのが良いでしょう。例えばお風呂にゆっくりと入って血行を良くしたり、蒸しタオルで保湿をしたり、パックをしたりと肌ケアを行いましょう。肌はもちろん、睡眠や食事にも気を遣いましょう。たっぷりと睡眠をとって栄養のある食事をきちんと摂ることで体調も整い、肌ケアにもつながります。成人式前に寝不足だったり、食事を取らなかったりすると、当日体調が優れなかったり、振袖を長く着用できない場合も。当日までは体調に気をつけて過ごしましょう。

メイクについて
当日メイクを美容院で行う場合は、ノーメイクで美容院へ行きましょう。事前に、どんな雰囲気にしたいのが美容師さんと擦り合わせておくのが大切です。かっこいい感じ、可愛い、マット、艶感など好みのデザインを伝えながら、好みのメイクの写真をまとめて美容師さんに伝えてもいいでしょう。振袖の場合は普段のメイクよりも濃い方が華やかな雰囲気になりますので、ある程度メイクはハッキリとしたカラーを入れるのがおすすめです。もしセルフメイクをする場合は、着付けをした後だと手が上がりづらく、着物が着崩れすることもあります。着付け前にメイクを完了させてから着付けを行いましょう。着付け後にメイク直しをする場合は、必ず首周りにタオルをかけて化粧が振袖に付着するのを防ぐようにしましょう。

ネイルについて
成人式前に駆け込むのが「ネイル」ですよね。当日「ちゃんとネイルすればよかった」「もっとネイルにこだわりたかった」など後悔するポイントの箇所でもあります。ヘアやメイク、着付けに目が行きがちですが実は手元も重要! ネイルがないと手に色がなくなり、さっぱりし過ぎてしまうことも。全体が華やかな振袖姿の場合は、ネイルにも気を遣っても良いでしょう。

可能であればネイルサロンで仕上げるのが一番! ネイルサロンへ行く場合は、事前に要望をまとめておくと良いでしょう。例えば振袖の写真やヘアの写真など、成人式当日のコーディネートのカラーを伝えて、ネイルも合わせるのがベストです。振袖の色や帯の色に合わせたネイルや、カラフルなネイルなど、好みのネイルをオーダーしましょう。金額や日程などでネイルサロンへ行くことが難しいこともあります。そんなときは、ネイルチップやすぐに落とせるセルフネイルに挑戦してみてもいいでしょう。ネイルチップの場合はきちんとサイズを合わせるのがポイント。サイズが合わない場合はすぐに取れてしまうことがあるので要注意です。もしチップが難しいようであればセルフネイルもおすすめ。単色塗りでも可愛くなりますし、ラメなどを使うことで華やかな手元を演出してくれます。余裕があればネイルシールなどを貼ってもいいでしょう。

<その他の必需品>
◻︎成人式の招待状・案内状・入場券
◻︎ミニ財布
◻︎スマートフォン・モバイルバッテリー
◻︎ハンカチ(2枚)
◻︎ティッシュ
◻︎メイク直しグッズ

<便利な持ち物>
◻︎サブバッグ
◻︎ばんそうこう
◻︎
クリップ類
◻︎ヘアピン
◻︎目薬
◻︎使い捨てカイロ
◻︎のどあめ

<雨・雪の日対策グッズ>
◻︎傘・レインコート
◻︎防水足袋
◻︎
草履カバー

当日の防寒対策について

振袖の下は下着、補正タオル、裾よけ、肌襦袢、長襦袢を重ね着するため、真冬でも案外温かいと感じる方が多いといわれています。しかし、成人式当日は冬の寒い時期。式典会場も寒い場合があるので防寒対策は必須となります。しかし、保温性の高い防寒インナーを着て行ったり、お腹や腰まわりにカイロを貼ると暑くなり過ぎることも。帯の締め付けなどで気持ち悪くなってしまうこともあるので、首周り、手首、足首周りなど肌が外気に触れるところの防寒に気を付けましょう。

・首まわりの防寒
振袖は、首の後ろが開くため首が外気に触れます。首周りの防寒対策として「ファータイプのショール」がおすすめです。振袖にショールを合わせたファッションは定番にもなっており、実はとても暖かい! 華やかな雰囲気を演出することができるのでおすすめです。定番のホワイトや、ナチュラルでやさしい雰囲気のベージュ、おしゃれなグレー、個性的でかっこいいブラック、女の子らしさ満点のピンクなど、選ぶカラーによってさまざまなコーディネートを楽しむことができます。もしファーのショールが無いようであれば、ストールやケープもおすすめです。ベルベット素材のケープは流行のレトロモダンなコーディネートとも相性抜群です。

・手首まわりの防寒
振袖は広く開いた袖口から冷気が入ってきやすいため、長時間屋外にいると腕が冷えてくることも。おすすめなのがロングのグローブです。手首までの短い手袋ではなく、肘まで覆える長さのロンググローブがあるとしっかり温まります。最近はグローブを付けたままスマホの操作ができるタッチパネル対応のものも!

・足首まわりの防寒
特に一番寒いと感じるのは足元。草履は足袋がむき出しになる分、防寒対策を万全にしておくことが重要になります。おすすめは足袋の下に靴下を重ね履きすること。草履を履くことを考えて、必ず5本指ソックスを選ぶようにしましょう。また、足袋用タイツや5本指ストッキングを履くのも脚全体を防寒できておすすめです。寒さに敏感な方は、靴下やタイツの重ね履きに加えてハーフパンツやスパッツを履くのも良いでしょう。また保温性の高い冬用の足袋もあるので。気になる人は呉服専門店で相談してみるのもいいでしょう。

 ・大きめの傘
成人式当日に雨や雪が降ることも! 防寒対策と合わせて悪天候時のことも考慮しておくことが必要です。
成人式の振袖では華やかな帯結びやファーショールを身に着けていることがほとんど。もし雨が降った場合は、傘は大きめのサイズを選ぶのがいいでしょう。小ぶりな折り畳み傘の場合は、雨が振袖に落ちてシミになってしまうことがあるので要注意! 大きめの傘を事前に購入しておくと間違いないでしょう。

・足袋カバー、草履カバー
悪天候の場合も足袋や草履は履かないといけないもの。泥などで足元が汚れてしまうことがあるので、雨や雪の日は、撥水加工が施された足袋カバーを活用するのがおすすめです。足袋カバーとは、足袋の上からすっぽり履くもので、突然天候が崩れた時もさっと汚れをカバーできて便利なアイテムです。その他、草履に草履カバーを装着するタイプもあります。こちらは足袋を汚れから守るだけでなく、草履のダメージを軽減する効果も! 足袋カバーも草履カバーも防寒にも役立つので、用意しておくと何かと重宝します。しかしカバーは式典会場では外して参加をしましょう。足袋カバーや草履カバーを準備するのが難しい場合は、汚れた時にすぐ取り替えられるよう、予備の足袋を何枚か用意しておくのがベストです。

まとめ

いかがでしたか。事前の成人式の準備から当日の防寒対策までをご紹介しました。2025年成人式が開催されるまで残りわずか。ほとんどの地域では1月に開催されます。当日バタバタしないように事前の準備と防寒対策は必須! さらに悪天候の場合の準備も万全にしておけば、成人式当日がどんなお天気だったとしても心配ありません。もし、準備や雨天時のアイテムなどについて不安なことや気になることがあれば、豊橋市にある呉服店山正山﨑へお問い合わせください。着物のプロがお嬢さまの悩みに合わせた提案を行っております。山正山﨑では成人式のマナーなどもレクチャーしています。気になる方はお気軽にご連絡くださいね!