2026年に成人式を迎える皆さま、すでに振袖は準備はお済みですか? まだ準備はしていないという方は、2025年の春休みに準備するのがおすすめ! 今回は、春休みがおすすめな理由をご紹介します。また最近では、「ママ振り」を利用される方が少なくありません。この「ママ振り」についてもご紹介します。
【目次】
1 振袖選びに春休みがおすすめな理由
2 大注目! ママ振りってどんな振袖?
3 ママ振りをおしゃれに魅せるポイント
4 まとめ
振袖選びに春休みがおすすめな理由
振袖を選ぶ時期はなんといっても春休み! 春休みの特性を活かして振袖選びを行うとスムーズですよ。
理由1:受験や就活が落ち着いたタイミングだから
近年、振袖選びをスタートさせる時期は早まっており、今では高校2年生の夏休みから下見を始める方も多くいらっしゃいます。高校生は部活動や学校行事が多く、3年生になると、夏休みは受験勉強や就職活動で忙しい方も多いと思います。だからこそ、春休みに入るとゆったりと落ち着いて物事を考えることができます。心にも余裕が生まれる時期なので、ゆっくりと振袖を選ぶことができます。
理由2:家族とのスケジュールが合わせやすいから
春休みは家族の予定が合わせやすい時期! 普段は何かと忙しい方も、春休みであれば予定を空けやすい可能性が! また、進学で遠方に引っ越したお嬢さまも、春休みは帰省するケースが多いので、そのタイミングを見計らって振袖の下見をするのもいいでしょう。成人式はお嬢さまはもちろんのこと、ご両親や祖父母さまにとっても特別な1日です。一大イベントとして、お支度から、ご家族揃って楽しみましょう。
理由3:振袖の種類が豊富だから
成人式が1月に終わり、レンタルされていた振袖がクリーニングを終えてちょうど戻ってくるのが春休みです。そのため1年のうちで最もたくさんの振袖が店頭に並んでいます。帯や重ね衿、帯締め、帯揚げなどの品揃えが充実しており、自分らしい振袖のコーディネートを叶えることができます。
理由4:呉服店も比較的ゆったりとしている時期だから
1月の成人式、3月の卒業式終了までは繁忙期となる呉服業界。春休みになると、繁忙期も落ち着きます。スタッフにも余裕があり、翌年以降の成人式に注力しやすい環境です。特に春休みに入ると、振袖選びのベストシーズンということで準備は万全! じっくりとお嬢さまやご家族さまの振袖の希望をヒアリングした上で、ベストな振袖を提案することができます。
理由5:着付けやヘアメイクを良い時間帯で押さえやすいから
成人式の開式時間は自治体ごとに決められています。そのため、たくさんのお嬢さまが同じ時間帯に一斉にお支度をすることになり、着付けやヘアメイクは大変混み合います。一度に対応できる人数には限りがあるため、良い時間帯の枠は争奪戦・・・! しかし、成人式本番の1~2年前の春休みであれば、スケジュールにもゆとりがあり、式典会場近くのお店でもちょうど良い時間帯で予約することもできます。振袖選びが遅くなると、夜も明けきらないような早朝や開式ギリギリの時間、会場から遠いお店でしかお願いできないこともあるので、早めに動くのがおすすめです。だからこそ、春休みに動いておくとよいでしょう!
理由6:イベントが多く開催されているから
春休みになると振袖選びを楽しむイベントが多く開催されています。呉服店によっては、お得な特典が用意されているイベントもあるので、さまざまな呉服店を巡るのもいいでしょう。
呉服店選びのコツは、好みの振袖があるかどうかはもちろんですが、親身になって相談に乗ってもらえるスタッフがいるかどうか。山正山崎には、振袖選びのプロが在籍しています。トレンドに合わせた振袖から古典柄が目を引く美しい振袖まで、多数の振袖の中から、あなたに似合う振袖を見つけるお手伝いをいたします。気になる方は、ぜひご来店ください!
大注目! 「ママ振り」ってどんな振袖?
「ママ振り」とは名前の通り、お母さまが成人式で着た振袖のことを言います。近年、ママ振りをコーディネートし直して成人式で着てみたいと考えるお嬢さまが多くいらっしゃいます。状態さえよければ、振袖から小物類まで一式を再利用しても問題はありません。しかし、全てそのままで着てしまうと、なんとなく古臭く見えてしまうことも。振袖以外の帯や小物類を一新することで、今らしいコーディネートが叶います!
ママ振りの魅力1:唯一無二の装いが特徴
振袖は色や柄が豊富な分、洋服よりも人とかぶることは少ないですが、どうしても毎年人気な色やデザインはあります。このため、友人と似たようなコーディネートになってしまうこともありますが、ママ振りであれば、現代の振袖とデザインがかぶる心配はほぼありません! 気品とオリジナリティを兼ね揃えた印象的なコーディネートが叶います。
ママ振りの魅力2:高品質な振袖が多い
お母さまが成人式を迎えた頃は、贅沢かつ高級な振袖が多くありました。例えば、職人が1枚1枚丁寧な手作業で仕上げる手描き友禅や総絞りの振袖など。最近は、インクジェット式プリンタで色鮮やかに印刷され、手早く仕上げられた振袖も少なくありません。こういった場合、新品の振袖よりママ振りの方が、かえって華やかな印象にもなります。高品質な振袖は、長く愛され続け、価値も落ちないもの。ご自宅でただ眠らせておくにはもったいないので、一度タンスから出してみることをおすすめします。
ママ振りの魅力3:ご家族も幸せ!
振袖にまつわる思い出をご家族とシェアできるのもママ振りならではの魅力。特に自身の成人式で身にまとったお母さま、その振袖を購入したであろう祖父母さまにとっては、大きな喜びとなるはずです。ママ振りをきっかけに、「アルバムを開いて昔話に花を咲かせることができた」ということも。着物は大切に保管しておけば、世代を超えて受け継いでいけるものです。着物が持つ価値を改めて感じられる良い機会にもなりますね。
ママ振りの魅力4:費用を安く抑えられる
「たった一度の成人式のために何十万もの大金を支払うことに抵抗がある」という方もいらっしゃると思います。そんな方にもママ振りはおすすめです。振袖も小物類も一式活用するのであれば、衣装関連のレンタル・購入費用は丸ごと節約でき、あとは着付け代とヘアメイク代を用意するのみ。ただし、振袖の状態によってはシミ抜きや寸法直しが必要になるケースもあるので、着物クリーニングやメンテナンス代は頭に入れておきましょう。小物の状態によっては購入した方が良い場合もあるので、まずは呉服専門店へ振袖と小物を一式持参するといいでしょう
ママ振りの魅力5:何度でも振袖を着ることができる
成人式の後も、親族の結婚式やご友人の結婚式、パーティーや謝恩会などで振袖が着たいという方にもママ振りはぴったり。実は振袖が着られるシーンは案外たくさんあります。そのたびに振袖をレンタルするのはもったいないと考える方は、ぜひママ振りを活用することをおすすめします。小物類だけをレンタルすれば、さまざまなコーディネートを楽しむことができますよ!
ママ振りをおしゃれに魅せるポイント
魅力がいっぱいのママ振り。同じ振袖でも小物を変えるとぐっと垢ぬけた印象に! 特におしゃれに見える小物類をご紹介します。
・帯
振袖に次いで占める割合が大きいのが帯。後ろ姿においては帯こそが「顔」! だからこそ、帯を今のトレンドデザインのものにチョイスするだけで、振袖の印象がガラリと変わります。逆に振袖と帯がお母さまの時と同じものであると、他の小物をいくら変えたところで印象はあまり変わらないことも。帯だけでも変更するとおしゃれに見えますよ。最近は、ワントーンコーディネートがトレンドとなっています。振袖と帯の色の濃淡にこだわってメリハリをつけると上手くまとまります。個性的にまとめたい場合は、振袖の反対色の帯を選ぶと良いでしょう。現代の帯は昔よりも長く、帯芯もしなやかになっています。今はさまざまなアレンジ結びが登場し、なりたいイメージに合わせて帯をチョイスすることができます。おしゃれな帯結びを楽しむためにも、ぜひ帯を新調することをおすすめします!
・帯締め(おびじめ)
帯締めとは、帯が崩れないように固定する紐のことを言います。帯の中央を横切るため、コーディネートのアクセントにもなり、重要なアイテムのひとつです。通常は長さ150cmほどのものを選びますが、成人式の振袖に合わせる時には170cm~190cmの長尺タイプがベストです。長いと蝶々結びやクローバー結びなど、アレンジ結びがしやすく華やかさを出すことができます。また、最近では初めから飾りがついたデザイン性の高い帯締めも人気です。特にパールやビーズ、つまみ細工など、さまざまなタイプが人気となっており、個性を演出することができます!
・帯揚げ(おびあげ)
帯締めと同じく帯を支えるために使用な帯揚げ。帯の上部から見せるので全体を引き締めるアクセントにもなります。振袖の場合は、帯揚げを大きく見せて着付けることが多いので、帯揚げはこだわりたい場所。大胆な刺繍やくすみカラーを取り入れたものが人気です。
・重ね衿(かさねえり)
振袖の下に何枚も着物を着ているように見せる、飾り用の衿のことを重ね衿といいます。重ね衿を加えると一気に豪華な印象となります。ラインストーンやパール、レースの飾りがついたタイプを選んで和洋折衷スタイルを楽しむのもおすすめです。
・草履(ぞうり)
おしゃれは足元からという言葉もあるように、草履も厳選したいアイテム! 最近ではスタイルアップが期待できる厚底タイプを履く方も多くいらっしゃいます。ヒールの部分に模様が描かれていて、華やかな草履になっています。最近は鼻緒が布地になっていて足に負担がかかりにくいタイプもあるので、この際に新調しておくと良いでしょう。特に草履はサイズが合っていないと靴ずれを起こしやすく、式典中に足を痛めてしまったという方もいらっしゃいます。見た目のデザインはもちろんですが履きやすさで選ぶこともおすすめします。
・バッグ
和装用のバッグは、草履とセットでレンタル・販売されています。組み合わせとしては、セットのものを選ぶとコーディネートにも統一感が出ます。もし別で選ぶ際は、振袖や帯の色に注目して選ぶと失敗しません。古典柄が多いママ振りには、現代風の柄のバッグを合わせるとちぐはぐな印象になってしまうことも。古典柄には古典柄を合わせて統一感を出すことも重要です。
・髪飾り
最近は和風な髪飾りが大人気です。髪を束ねる際に水引や組紐を取り入れたり、つまみ細工で飾ったり、セットの仕上げに金箔や銀箔を取り入れたりなど、小技を効かせた髪飾りが注目されています。また、造花の代わりにドライフラワーを使うのもトレンドのひとつ。やわらかなスモーキーカラーが、くすみカラーの振袖とマッチして統一感を出すこともできます。
まとめ
いかがでしたか。今回は春休みの振袖選びについてと、ママ振りの魅力についてまとめました。春休みのお出かけのついでにご家族みんなで振袖を見に呉服店へ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。