千家十職塗師 中村宗哲監修 雪間乃草
現代の「わび」をかたちに
”花をのみ待つらん人に山ざとの雪間の草の春を見せばや” 藤原家隆
千利休は「わび」を語るときよくこの歌を引用したと伝えられます。また利休の師である武野紹鴎は「わび」を「正直に慎み深く奢らぬ様」と説きました。なんと潔く、美しく、現代においても心に響く言葉なのでしょう。この「わび」をテーマに千家十職塗師中村宗哲氏とともに生み出したきものが「雪間乃草」です。
千家十職塗師 十三代 中村宗哲
父・三代諏訪蘇山、母・十二代中村宗哲の次女として京都に生まれる。京都市立銅駝美術工芸高等学校・漆芸科卒業。京都市伝統産業技術研修漆器コース修了。家業・塗師宗哲に従事。2006年宗哲十三代を襲名。千家十職として家元に出仕。各地で個展・作品展を開催
12/15(金)~12/18(月)雪間乃草展みどころ
訪問着・附下・袋帯
雪間の草をイメージした早春の草花文の訪問着、季節や着用場所にとらわれない霞・さざ波文様の上品な訪問着、純金の金泥で名物裂の唐草文様を描いた訪問着、単衣に最適な三越のさわやか縮緬地に小紋を散らした附下、お茶席などの場を優しく演出する着物として控えめな訪問着・附下・袋帯も用意しております。